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ヴィンテージワイン

ヴィンテージワインの定義とは

ヴィンテージワインという言葉がありますが、その正しい定義は何なのでしょうか?いろいろと調べてみると収穫した葡萄が、特定の地域あるいは特定の年のワインのことを指したり、ワインの原料となった葡萄を収穫した年が良作の年だったなど、一定の希少な価値となる特徴を持った醸造年入りの極上のワインを温度変化の少ない適切な保管場所に一定期間以上寝かしたワインをビンテージワインと呼んでいるようです。

ビンテージワインを楽しんでいる方は海外では勿論の事、日本国内においてもビンテージワインを愛好している人がいます。その楽しみ方は千差万別で、飲んで味わいを大切にしている人、収集するのが目的のコレクタータイプの人など自分のスタイルでビンテージワインを楽しんでいるようです。

ヴィンテージワインという言葉の響きは何か特別なワインという感じがしますね。だいたいの目安としてワインが出来上がってから約10年以上の時間を経過したワインを指すようです。フランスを始め各国でヴィンテージチャートというものを発表しています。その年の気候条件に大きく作用される葡萄の出来具合いわゆる作柄を20点満点で評価します。

ヴィンテージワインとは長期の熟成を経て果実味を熟成感に変えていくことで、ワインに深みが出てきます。色は紫色から透明感のあるレンガ色に変化し香りもアルコールが立って落ち着いた味わいになります。果実味のあるボジョレー・ヌーボーに代表される早飲みタイプのようなジューシーな部分はすでになくなっていて完全なお酒という感じになっています。ワインの味を決定する三大要素としては「葡萄品種」「葡萄の産地」「産地の気候」と言われており、ビンテージワインは、熟成するために経過してきた時間と味を楽しむワインなのです。


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ビンテージワインが愛される理由

ビンテージワインがワイン愛好家のみならず、広く様々な人々に愛されているのは、なぜでしょうか。ヴィンテージワイン=生まれ年ワインというのも今日の日本のワインファンの中で広まっています。自分の生まれ年のワイン飲んでみたいと、ワイン好きな人なら誰もが一度は思うはずです。そんなビンテージワインを、贈られたり、いただいたりしたら、喜ばない人はいないでしょう。

またビンテージワインが珍重される背景には、世界に数本しかないなどの希少価値によって、ビンテージワインがワイン好きの人々の目に神秘的な存在として写ることが背景にあると思われます。そのような感覚でビンテージワインに想いを馳せる人がいて、おしゃれをして恋人とデートしたり、正装して高級フレンチレストランでお食事、また家族や気の合う仲間たちとの気さくなパーティー等、ビンテージワインってホントに不思議な魅力をもった飲みものであると思います。

さて、ビンテージワインの歴史的な背景に、人類がヴィンテージを意識しはじめたのはいつなのかという疑問を文献を調べてみたところ、紀元前121年でした。それまではワインの良否は産地や技術で左右されると考えられていましたが、ある素晴らしいヴィンテージの出現で人類はワインはヴィンテージによって左右されるという事を知りました。ワインの技術向上に大変貢献した、人類最初のビッグヴィンテージは、紀元前121年ということなんですね。記録によるとそのヴィンテージのワインは150年経っても美味しく飲めたそうです。

日本でビンテージワインの人気が出た理由の背景には、信頼できる輸入業者が増えたからと推測されます。日本市場に出回っているオールド・ビンテージワインは星の数ほど存在しますが、そのほとんどのワインは、ボルドーからイギリス・アメリカ・香港などに輸出されたもので、直接日本に向けて輸出されたものではありません。中には数ヶ国も旅を続けてきたものもあり、長い間どこでどのように保管されていたか、全く分からないものも少なくないのです。現在は業者が責任を持って選んでくれますから、昔と比較すると安心感があります。

ここまでビンテージワインの需要が増えてきた背景には、運搬・保管の技術的な進歩により理想的な温度・湿度の保たれたビンテージワインを飲むことができるようになったからでしょう。以前のように保存状態の悪いものや輸送が長期に渡ったもの、出所があいまいで偽物の可能性があるものなどは、まず出回ることはありません。このような業者の地道な努力により消費者が安心感を持つことができるようになったということも需要増の一因と言えるのはないでしょうか。

ビンテージワインを購入するなら

ビンテージワインを今購入されることを検討されているなら1960年代~1980年代の物を信頼できる専門店で探せば、今も飲み頃の物から数年後にも充分美味しいヴィンテージワインが見つかるはずです。ビンテージワインを選ぶに際しては信頼できるワインショップで伝えたいことをしっかりと相談することが大切です。飲んで楽しむのか、コレクションなのか、飲むとしたらいつ飲むのか、贈り物にするのか、自分の結婚記念日に夫婦二人で飲むのか等のように詳細に伝えると大体の価格や銘柄を選んでくれます。

10年以上のヴィンテージチャートでは1970年、82年、90年などが該当しますが一般的には90年以外は購入して飲むにはあまりにも高くなってしまいます。その理由の一つには25年以上して熟成のピークを保つワインはリリース(発売)された当初からそれなりに高価なワインであり生産量もそんなに多くはないのです。そのワインが時と共に消費され、その希少価値はぐんぐんと高まってしまうのでコレクション的なワインになっていると思ったほうがいいかもしれません。

ビンテージワインの売り場を見ていて、これがいいんじゃないかなんて軽い気持ちで数千円のワインを買ってしまうと、100%に近いぐらいの確率で期待はずれのヴィンテージワインを掴まされることになる事を覚悟しなければなりません。なかには、今年子供が生まれたからボージョレーヌーヴォーを買って20年したら飲むとか子供にプレゼントするんだなどと無謀な事を考える方がいますがこれはムリです、物理的に絶対ムリですから注意して下さいね。ボージョレ・ヌーヴォーは早飲みワインですから間違っても保存しようなどとは考えないで下さいね。

フランスワインで現在購入にしやすい年号では1990年、98年、2000年、2003年などが素晴らしいヴィンテージと成っていますが、これ以外の年のワインが悪いというわけではありません。ここが一番勘違いしやすいところなのですが、葡萄の出来があまり良くなかったとしてもワイン作りは別で、やり方しだいでは美味しいワインが出来るんです。つまり、ワイン生産者のやる気と力量次第ということになります。作柄の良かった年のAというシャトーワインは仮に一万円したとすると翌年のあまり作柄の良くない年(オフヴィンテージ)は5千円だったりしますので、ある程度の下調べは必要です。

年代物のフランスワイン、いわゆるヴィンテージワインはとてもデリケートなワインで、保存状態によって大きく味が変わってしまいます。フランスワインにとって最高の状態でそのプロポーションを保つことができる場所は、長い歴史の中で人知を持って培われたフランスのシャトーのカーブ以外にはないといわれています。適切な湿度と温度を保った自然環境の中で保存されたワインと、世界中を劣悪な環境で移動させられ、カーブとは名ばかりの人工的な施設に長期間放置されたワイン。その品質の違いは飲めばすぐに判りますが、飲む前に判るようにビンテージワインに対する知識を少しでも深めておくことが大切です。

ビンテージワインの味わいかた

このように、ビンテージワインは人によって楽しみ方もいろいろです。一生に一回ぐらい、自分が生まれた年のワインを、しかも美味しいビンテージワインを飲んでみることはとても価値のあることだと思います。結婚記念日や還暦のお祝いなど人生の節目節目に、共に月日を重ねてきたワインを飲むということは非常に意義があり、人生の一つの演出として素敵な瞬間を味わうことができるでしょう。

貴重なビンテージワインを楽しむのにルールはありません。ご自分の生まれた年の各産地のビンテージワインを飲んで味わったり、ラベルを見て少しばかりワインのお勉強をしてみたり、結婚記念日に夫婦二人で乾杯してお祝いをしたり、親しい人やお世話になった人にプレゼントして喜んでいただくなど、幅広く利用できます。

ビンテージワインは日本人のみならず、世界中のワイン愛好家の人々にとって非常に希少価値の高いワインです。比較的手頃なヴィンテージワインもあれば、値段もあってないようなとびきりのビンテージワインも存在します。だからといってただ手をこまねいているのではなく、積極的に探してみることも必要です。インターネットで信頼できそうなお店を見つけてメールで質問してみてビンテージワインに対する知識を広げることも大切です。

だれでもビンテージワインを自由に楽しみたいと考えるのが普通だと思います。人それぞれに飲む量は違うでしょう。一口だけ味わいたいという方もいれば、7杯でも8杯でも飲むことが出来てしまう方もいます。僭越ですが、後者の方へのお願いがあります。ワインを飲む時は多くても一度に一本までとしていただきたいのです。ワインという飲み物は、多くの労力と時間をかけて栽培された葡萄を収穫し、そして熟練された技術者が神経を集中して慎重、丁寧に醸造し、また何年間も、厳重な管理のもと熟成されてきたものなど、それぞれに様々な人の想いが込められた飲み物です。その美味しさを充分に楽しんでもらう為に舌の感覚がアルコールで麻痺していないときに飲んでもらいたいと思います。

だからといって構えることはありません。ビンテージワインも無数にあるアルコール飲料一つですので、当然のことながら楽しく飲むことが一番だと考えます。軽く酔いが回ってきたら、他のお酒に切り替えることをお勧めします。これは美味しいビンテージワインをより長く美味しく味わって頂きたいという想いから提案させていただきました。

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